オーケストラ

延岡フィルハーモニー管弦楽団

九州交響楽団 
 1990年1月21日、賛助会組織をもつクラシック演奏団体として発足。県庁所在地でもない人口13万人足らずの地方都市アマチュアオーケストラは全国的にも珍しいが、取り巻く厳しい音楽環境のなか同年6月24日に第1回定期演奏会を成功させた。第5回定期演奏会からはプロの指揮者を招き、5年目には宮崎公演を成功させた。また親子で楽しむ「ファミリーコンサート」や、「室内楽の夕べ」を開くなどしてクラシック音楽の啓発活動に努めている。
 2000年8月には延岡市の姉妹都市のアメリカ合衆国メドフォード市での「第九」公演を行い大成功をおさめた。2009年1月には『のべおか市民オペラ・延フィルニューイヤーオペラ2009「魔笛」』で、設立当初からの目的であったオペラ全幕公演を成功させた。以後、「ひむかオペラ協議会」に所属し、喜歌劇「こうもり」、歌劇「カルメン」、歌劇「魔笛」、歌劇「ラ・ボエーム」の全幕公演で演奏している。
 地域の演奏依頼にも幅広く応え、ひむかミュージカル「ウズメ」、延岡バレエ20周年記念公演「ジゼル」、つなごう・延岡いわき支援プロジェクト「モーツァルト『レクイエム』」公演などで演奏している。さらに市内の児童福祉施設の子ども達を演奏会に招待したり、市内の各地に出向きアウトリーチコンサート(出張演奏会)を開催したりするなど、“ 地域のオーケストラ"としての活動は際だっている。2015年からは延岡市の小・中・高等学校の校歌をオーケストラ演奏したCDを製作し、各学校に寄贈する活動を行っている。他にも、若手の弦楽器奏者の育成を目指した「弦楽器教室」の開催、プロの弦楽器奏者を招いて「弦楽器クリニック」の開催、県北の小・中学生をオーディションしてピアノ協奏曲を共演するなど、若手の音楽家育成にも力をそそいでいる。
 2014年「延岡市社会教育功労表彰」社会教育優良団体部門を受賞。
 2016年(公財)宮崎県芸術文化協会「第25回芸術文化賞団体部門」を受賞。